不登校や発達特性のある子どもにも共通する大切な考え方
はじめに
「うちの子には得意なことがないんです。」
不登校や発達特性についての相談を受ける中で、保護者の方からよく聞く言葉です。
学校へ行けなくなった。
勉強が苦手。
友達との関係に悩んでいる。
そんな状況が続くと、どうしても「できないこと」に目が向きがちになります。
しかし、本当に得意なことがない子どもはいるのでしょうか。
私はそうは思いません。
多くの場合、
得意なことがないのではなく、まだ見つかっていないだけ
なのです。
この記事では、子どもの得意なことを見つけるための考え方や具体的な方法についてお伝えします。
なぜ得意なことが見えなくなるのか
学校では、
テストの点数
成績
運動能力
集団行動
などが評価されることが多くあります。
そのため、
勉強が苦手な子
集団が苦手な子
発達特性のある子
不登校の子
は、
「自分はできない」
と思い込みやすくなります。
しかし、
学校で評価される能力はほんの一部です。
世の中には、
たくさんの才能があります。
得意なことと好きなことは違う
ここで一つ大切なことがあります。
それは、
得意なことと好きなことは必ずしも同じではない
ということです。
例えば、
絵を描くのが好き。
ゲームが好き。
動画を見るのが好き。
これらはまだ得意とは限りません。
しかし、
好きだから続けられる。
続けるから上達する。
上達するから得意になる。
という流れがあります。
だからこそ、
まずは好きなことに目を向けることが大切なのです。
得意なことを見つける3つの視点
① 長時間続けられること
子どもが夢中になることはありませんか?
時間を忘れて取り組むこと。
何度でもやりたくなること。
それは才能の種かもしれません。
例えば、
- 動画編集
- イラスト
- パソコン
- レゴ
- 写真
- 文章を書くこと
などです。
② 人から褒められること
本人は当たり前だと思っていても、
周りから見ればすごいことがあります。
例えば、
- 説明が上手
- 優しい
- 発想が面白い
- 集中力がある
- 丁寧に作業できる
こうした特徴も立派な強みです。
③ 苦にならないこと
得意なことは、
意外と本人にとって普通だったりします。
周りは大変だと感じることでも、
本人は自然にできる。
そこに才能が隠れていることがあります。
不登校の子どもに見られる強み
不登校という経験をすると、
弱みばかりに目が向きがちです。
しかし実際には、
強みもあります。
例えば、
自分で考える力
周囲と違う経験をしているからこそ、
物事を深く考える子もいます。
感受性の豊かさ
人の気持ちに敏感な子もいます。
好きなことへの集中力
興味を持ったことに深く取り組める子もいます。
発達特性のある子どもの強み
発達特性は、
苦手さだけではありません。
強みもあります。
例えば、
- 発想力
- 探究心
- 記憶力
- 集中力
- 独創性
などです。
大切なのは、
苦手な部分だけで判断しないことです。
得意なことは体験から見つかる
実は、
得意なことは考えるだけでは見つかりません。
体験することが大切です。
やってみる。
挑戦してみる。
失敗してみる。
その中で見つかることがあります。
小さな経営者体験が得意を発見するきっかけになる
Enlavitでは、
小学生から大人まで参加できる小さな経営者体験を行っています。
商品を考える。
デザインする。
発信する。
販売する。
イベントを企画する。
その中で、
子どもたちは自分の得意なことに気付きます。
例えば、
デザインが得意な子。
接客が得意な子。
発信が得意な子。
企画が得意な子。
学校の成績だけでは分からない才能が見えてきます。
子ども食堂応援プロジェクトから見つかる強み
Enlavitでは子ども食堂応援プロジェクトも行っています。
そこでは、
人との関わりの中で強みが見えてきます。
優しく声をかけられる。
周りに気を配れる。
困っている人を助けられる。
こうした力も大切な才能です。
社会に出ると、
こうした人間力が評価される場面はたくさんあります。
保護者ができること
得意なことを見つけるために、
保護者ができることがあります。
否定しない
まずは興味を認めること。
比較しない
兄弟や同級生と比べないこと。
挑戦を応援する
結果ではなく行動を褒めること。
一緒に楽しむ
子どもの世界に興味を持つこと。
「得意」は将来の可能性になる
今はまだ趣味かもしれません。
遊びに見えるかもしれません。
しかし、
好きなことから始まった経験が、
将来につながることは少なくありません。
動画編集者。
デザイナー。
クリエイター。
エンジニア。
SNS運用者。
多くの人が好きなことからスタートしています。
まとめ
子どもの得意なことは、
最初から分かっているものではありません。
好きなことを続ける。
体験する。
挑戦する。
その積み重ねの中で見つかります。
不登校や発達特性があっても、
必ず強みがあります。
大切なのは、
できないことではなく、
できることに目を向けることです。
Enlavitでは、動画編集やデザイン、SNS発信、小さな経営者体験、子ども食堂応援プロジェクトなどを通じて、一人ひとりの「得意」を見つける学びを大切にしています。
子どもの可能性は、まだ見つかっていないだけかもしれません。
この記事を書いた人
相田 師佐
合同会社縁紡 代表社員
千葉県松戸市を拠点にオンラインスクール「Enlavit(エンラヴィット)」を運営。
右耳ムンプス難聴の経験を持ち、生きづらさを抱える子どもや大人への支援活動を行う。動画編集・デザイン・SNS発信・小さな経営者体験・子ども食堂応援プロジェクトを通じて、「好き」を未来につなげる学びを提供している。

