19038

エンラヴィット:不登校でも自分らしい未来を見つける方法

~「好き」が人生を動かす第一歩になる~

はじめに

「この子に将来やりたいことが見つかるのでしょうか」

不登校のお子さまを持つ保護者の方から、このようなご相談をいただくことがあります。

学校へ行けなくなると、毎日の生活が変化します。

友達と会う機会が減る。

勉強への意欲がなくなる。

外出が少なくなる。

保護者としては、

「将来何がしたいの?」

「夢はあるの?」

と聞きたくなることもあるでしょう。

しかし実際には、不登校の状態にある子どもにとって、「将来の夢」や「目標」を考えること自体が大きな負担になることがあります。

まず必要なのは、未来を決めることではありません。

自分自身を知ることです。

そして、その第一歩になるのが「好きなこと」です。

この記事では、不登校の子どもたちが自分らしい未来を見つけるために大切な考え方についてお伝えします。


将来が見えなくなるのは当たり前

不登校になると、多くの子どもたちが自信を失います。

学校へ行けない。

勉強についていけない。

友達と比べてしまう。

周囲から遅れているように感じる。

その結果、

「自分には何もない」

と思い込んでしまうことがあります。

しかし、それは決して珍しいことではありません。

大人でも、自信を失ったときに将来を考えるのは難しいものです。

だからこそ、

まずは未来を考える前に、

「今の自分を認めること」

が大切になります。


「好きなこと」は将来につながらない?

保護者の方の中には、

「好きなことばかりしていて大丈夫なの?」

と不安になる方もいます。

確かに好きなことだけで生活できるとは限りません。

しかし、

好きなことには大きな力があります。

例えば、

ゲームが好き。

動画を見るのが好き。

イラストが好き。

パソコンが好き。

写真が好き。

こうした興味の中には、将来につながる可能性がたくさんあります。

実際に現在の仕事の多くは、

「好き」

から始まっています。

デザイナー。

動画編集者。

カメラマン。

イラストレーター。

SNS運用者。

Web制作者。

どれも最初は興味や趣味から始まった人が少なくありません。


好きなことに夢中になる経験が自信になる

子どもたちは好きなことに対して驚くほど集中します。

学校の勉強では集中できなくても、

好きなことなら何時間も取り組めることがあります。

この経験は非常に重要です。

なぜなら、

集中する

続ける

できることが増える

褒められる

自信になる

という流れが生まれるからです。

自己肯定感は言葉だけでは育ちません。

実際の経験によって育ちます。


得意なことは後から見つかる

「うちの子には得意なことがありません」

という相談もよくあります。

しかし実際には、

得意なことは最初から見つかっているものではありません。

挑戦した結果として見つかるものです。

例えば、

動画編集をやってみた。

デザインを作ってみた。

SNS発信をしてみた。

イベントを企画してみた。

最初は上手くいかなくても、

続けることで少しずつ得意になります。

つまり、

得意なことを探すのではなく、

興味のあることを試すことが大切なのです。


学校の勉強だけが人生ではない

もちろん学校の勉強は大切です。

しかし、社会に出るとそれ以上に必要な力があります。

考える力。

伝える力。

行動する力。

人と協力する力。

挑戦する力。

失敗から学ぶ力。

これらは教科書だけでは身につきません。

実際の経験を通して育つものです。


小さな経営者体験から学べること

Enlavitでは、小学生から大人まで参加できる小さな経営者体験を大切にしています。

商品を考える。

値段を決める。

発信する。

販売する。

お客様の声を聞く。

これらはすべて社会で必要な経験です。

売れる喜び。

失敗する悔しさ。

改善する工夫。

こうした経験を通して、自分で考える力が育ちます。

また、

「自分が作ったもので誰かが喜んでくれた」

という体験は、大きな自信につながります。


子ども食堂応援プロジェクトが教えてくれること

Enlavitでは子ども食堂応援プロジェクトにも取り組んでいます。

そこでは、

誰かのために行動する経験

を大切にしています。

人は誰かの役に立てたと感じたとき、

自分の価値を実感できます。

「ありがとう」

という言葉は、子どもたちの自己肯定感を育てる大きな力になります。


不登校だからこそ見つかる未来もある

不登校は決して楽な経験ではありません。

本人も保護者も苦しみます。

しかし、

立ち止まったからこそ見える景色もあります。

学校以外の学び。

新しい挑戦。

自分らしい生き方。

周りと違う経験をしたからこそ、

見つかる未来もあります。

大切なのは、

「学校へ戻ること」だけを目標にしないことです。

その子自身の人生を見つめることが大切です。


保護者の方へ

将来が不安になる気持ちは自然なことです。

ですが、

今の状態だけで未来を決めつける必要はありません。

子どもたちは成長します。

変化します。

可能性を持っています。

まずは、

好きなことを認める。

挑戦を応援する。

小さな成功体験を一緒に喜ぶ。

その積み重ねが未来につながります。


まとめ

不登校だから未来が閉ざされるわけではありません。

自分らしい未来を見つけるためには、

好きなことを知ること。

挑戦すること。

成功体験を積み重ねること。

そして社会とのつながりを持つことが大切です。

Enlavitでは、動画編集やデザイン、SNS発信、小さな経営者体験、子ども食堂応援プロジェクトなどを通じて、一人ひとりが自分らしい未来を見つけられる学びを大切にしています。

未来は誰かと同じである必要はありません。

自分らしい未来を見つけることこそ、本当の成長なのではないでしょうか。


この記事を書いた人

相田 師佐

合同会社縁紡 代表社員

千葉県松戸市を拠点にオンラインスクール「Enlavit(エンラヴィット)」を運営。

右耳ムンプス難聴の経験を持ち、「好きを否定しない学び」をテーマに活動。不登校や発達特性のある子どもたちへの支援、子ども食堂応援活動、キャリア教育活動に取り組んでいる。

コメントを追加

あなたのメールアドレスが公開されることはありません。必須フィールドは、「*」でマークされています