
不登校の子どもにプログラミングは向いている?オンライン授業で“できた”を育てる学び方
学校に行けない日が続くと、子ども本人も、見守る保護者も、不安な気持ちになることがあります。
「このままで大丈夫かな」
「勉強が遅れてしまうのでは」
「将来、困ることにならないかな」
「何か始めた方がいいのかな」
そんな気持ちを抱えながら、日々を過ごしているご家庭も少なくありません。
けれど、不登校の時間は、決して「何もしていない時間」ではありません。
心を休める時間。
自分に合う学び方を探す時間。
好きなことに出会い直す時間。
これからの自分に必要な力を、別の形で育てていく時間。
そう考えることもできます。
今回のエンラヴィット第7話「はじめての“できた”」では、ラヴィくんがオンライン授業で動画編集に挑戦します。
最初は緊張していたラヴィくんが、エン先生と一緒に少しずつ作業を進め、最後には完成した動画を見て「俺にもできた……!」と感じるお話です。
この小さな「できた」は、不登校の子どもにとって、とても大きな一歩になることがあります。
第7話「はじめての“できた”」で描かれていること
ラヴィくんは、オンライン授業の前に少し緊張しています。
「オンライン授業か……緊張するな……」
パソコンの前に座っていても、心の中には不安があります。
ちゃんとできるかな。
先生とうまく話せるかな。
失敗したらどうしよう。
わからなかったら恥ずかしいな。
新しいことを始めるとき、子どもは大人が思っている以上にたくさんの不安を抱えています。
画面の向こうにはエン先生。
エン先生は、ラヴィくんに動画編集の基本をやさしく伝えます。
カットする。
テロップを入れる。
BGMを合わせる。
最後に色味を調整する。
ひとつひとつは小さな作業です。
けれど、その小さな作業を積み重ねることで、一本の動画が完成していきます。
ラヴィくんは授業中、画面を見ながら自分で考えます。
「カットして……」
「ここにテロップを入れて……」
「BGMも合わせて……」
「よし、最後にちょっと色味を調整して……」
これは、ただ動画編集の操作を覚えているだけではありません。
自分で考えて、
自分で手を動かして、
自分の作品を作っている時間です。
不登校の子どもにとって、この「自分で作っている」という感覚はとても大切です。
誰かに言われた通りにやるだけではなく、自分の選択が形になっていく。
この経験が、「自分にもできるかもしれない」という気持ちにつながっていきます。
不登校の子どもが自信をなくしやすい理由
不登校の子どもは、学校に行けないことだけで悩んでいるわけではありません。
「みんなは普通に行けているのに」
「自分だけできていない」
「勉強についていけなくなったらどうしよう」
「このままだと将来が不安」
そんな気持ちを、心の中に抱えていることがあります。
学校という場所では、どうしても周りと比べられる場面が多くあります。
テストの点数。
提出物。
授業中の発表。
友達との関係。
集団行動。
時間通りに動くこと。
それらがうまくいかない経験が重なると、子どもは「自分はできない」と思いやすくなります。
本当は得意なことがあるのに、苦手な場面ばかりが目立ってしまう。
本当は考える力があるのに、表現する場所が合っていない。
本当はやりたいことがあるのに、失敗が怖くて動けなくなる。
そうした状態が続くと、子どもは挑戦する前からあきらめてしまうことがあります。
「どうせ無理」
「やってもできない」
「失敗するくらいならやらない」
この気持ちを変えていくために必要なのが、小さな成功体験です。
大きな目標をいきなり達成する必要はありません。
今日はパソコンを開けた。
先生と少し話せた。
動画を少し編集できた。
文字を入れられた。
音楽をつけられた。
最後まで書き出しできた。
そのひとつひとつが、子どもにとって大切な「できた」になります。
エンラヴィットで小さな成功体験が子どもの心を前に向ける
成功体験というと、大きな結果をイメージするかもしれません。
テストで高得点を取る。
大会で賞を取る。
資格に合格する。
誰かに大きく褒められる。
もちろん、それも成功体験です。
でも、不登校の子どもにとって本当に大切なのは、もっと小さな「できた」の積み重ねです。
昨日より少し進めた。
前より少し話せた。
前は怖かったことに挑戦できた。
自分で作ったものを完成させられた。
このような経験が、少しずつ子どもの心を前に向けていきます。
ラヴィくんも、最初から自信満々だったわけではありません。
オンライン授業に緊張していました。
動画編集も初めてでした。
書き出し中も「うまくいくかな……」と不安そうでした。
でも、完成した動画を見た瞬間、表情が変わります。
「うわ……!動画になってる……!」
そして、心の中でこう感じます。
「俺にもできた……!」
この瞬間が、とても大切です。
子どもは「できた」と感じたとき、次の挑戦に少しだけ前向きになれます。
「もう一回やってみようかな」
「次は違う動画を作ってみたい」
「もっとかっこよくしたい」
「自分の好きなものでも作ってみたい」
この気持ちが生まれたら、それは大きな変化です。
エンラヴィットのプログラミング学習が不登校の子どもに合う理由
不登校の子どもにとって、プログラミング学習は相性のよい学び方のひとつです。
その理由は、正解を暗記するだけではなく、自分で考えて形にしていく学びだからです。
学校の授業では、決められた時間に、決められた内容を、周りと同じペースで進めることが多くあります。
その環境が合わない子どもにとっては、授業についていくこと自体が大きな負担になることがあります。
一方で、プログラミングは自分のペースで進めやすい学びです。
わからないところは止まって考えることができます。
うまく動かなかったときは、どこを直せばいいのかを一緒に確認できます。
完成したときには、画面上に自分が作ったものが表示されます。
この「目に見える完成」が、子どもにとって大きな自信になります。
たとえば、
文字を表示できた。
ボタンを押したら色が変わった。
キャラクターを動かせた。
簡単なゲームを作れた。
自分のページが表示された。
こうした小さな成功体験が積み重なることで、子どもは少しずつ「自分にもできるかもしれない」と感じられるようになります。
プログラミングは、間違えることも学びの一部です。
うまく動かない。
エラーが出る。
思った通りにならない。
最初は焦るかもしれません。
でも、原因を探して直していく経験は、「失敗しても終わりではない」という感覚を育てます。
不登校の子どもにとって、この感覚はとても大切です。
動画編集は“できた”を感じやすい学び
今回の第7話では、ラヴィくんが動画編集に挑戦しています。
動画編集は、プログラミングと同じように、完成が目に見えやすい学びです。
カットをする。
テロップを入れる。
BGMをつける。
色味を調整する。
書き出しをする。
ひとつひとつの作業は小さくても、最後に一本の動画として形になります。
この「完成した」という実感は、不登校の子どもにとってとても大切です。
学校に行けない日が続くと、どうしても「できていないこと」に目が向きやすくなります。
でも、動画編集を通して自分の手で作品を作ることができれば、「できていること」に目を向けるきっかけになります。
それは、勉強の点数とは違う形の自信です。
自分で考えた。
自分で作った。
自分で完成させた。
この経験は、次の挑戦につながります。
また、動画編集は子どもの興味とつながりやすい学びでもあります。
YouTubeを見るのが好き。
ゲーム実況が好き。
音楽が好き。
イラストが好き。
推し活が好き。
写真や映像に興味がある。
そうした「好き」を入口にできるため、子どもが前向きに取り組みやすくなります。
「勉強しなさい」と言われるよりも、
「自分の好きなものを動画にしてみよう」と言われる方が、心が動く子もいます。
学びの入口は、ひとつではありません。
好きなことから始めることで、子どもは自然と集中し、考え、工夫するようになります。
エンラヴィットの:“勉強させられる”から“作ってみたい”へ
子どもにとって、「勉強しなさい」と言われる時間は、苦しく感じることがあります。
特に、学校でつらい経験をしてきた子どもにとって、勉強という言葉そのものがプレッシャーになることもあります。
でも、
「これ作ってみたい」
「こんな動画にしたい」
「自分のページを作りたい」
「ゲームみたいに動かしてみたい」
「好きなキャラクターを紹介したい」
そう思えたとき、学びは少し変わります。
やらされる時間ではなく、自分から手を動かしたくなる時間になります。
たとえば、
好きなゲームの紹介動画を作る。
自分だけのキャラクターを動かす。
簡単なホームページを作る。
推し活の画像をデザインする。
ミニゲームを作る。
商品紹介ページを作る。
自分の作品をネットで紹介する。
こうした学びは、子どもにとって「勉強している」という感覚よりも、「作っている」という感覚に近くなります。
でも、その中にはたくさんの学びが含まれています。
文章を考える力。
順番を整理する力。
色や配置を考える力。
人に伝える力。
パソコンを使う力。
失敗しても直す力。
完成まで続ける力。
これらは、これからの時代にとても大切な力です。
エンラヴィットの:オンライン授業で安心して学べるポイント
不登校の子どもの中には、教室という場所に強い緊張を感じる子もいます。
人の視線が気になる。
音が多くて疲れる。
先生や友達との距離感が難しい。
質問したくても声が出せない。
周りのペースに合わせるのがつらい。
そうした子にとって、自宅から参加できるオンライン授業は、安心して学ぶための選択肢になります。
もちろん、オンライン授業がすべての子に合うわけではありません。
でも、外に出ることが負担になっている時期や、まずは人と関わる練習をしたい時期には、オンラインという形が助けになることがあります。
オンライン授業には、次のような良さがあります。
自宅から参加できる。
慣れた環境で学べる。
少人数で話しやすい。
チャットでも質問できる。
画面共有で一緒に確認できる。
その子のペースに合わせやすい。
疲れたときに休憩しやすい。
大切なのは、子どもに無理をさせることではありません。
安心できる場所で、少しずつ人とつながり、少しずつ学びに触れることです。
ラヴィくんのように、最初は緊張していても大丈夫です。
緊張していることを否定せず、ゆっくり始めること。
それだけで、子どもにとっては大きな安心になります。
発達特性のある子にも合いやすい学び方
不登校の背景には、発達特性が関係している場合もあります。
集団の中で疲れやすい。
音や光に敏感。
予定の変更が苦手。
人の表情や空気を読むのがしんどい。
集中できることと苦手なことの差が大きい。
興味のあることには深く集中できる。
こうした特性がある子どもにとって、学校の一斉授業は負担になることがあります。
でも、環境や学び方を変えることで、その子の力が見えやすくなることもあります。
プログラミングや動画編集は、興味のあるテーマと組み合わせやすい学びです。
好きなものを題材にできる。
視覚的に確認しながら進められる。
手順を分けて取り組める。
完成が形として残る。
得意な部分を伸ばしやすい。
もちろん、すべての子に同じ方法が合うわけではありません。
でも、「学校と同じやり方」だけにこだわらず、その子に合う学び方を探すことで、子どもの可能性は広がります。
大切なのは、「できないところ」だけを見るのではなく、「どんな環境なら力を出しやすいか」を考えることです。
保護者ができる声かけ
子どもが新しいことに挑戦するとき、保護者の声かけはとても大切です。
「ちゃんとできたの?」
「どこまで進んだの?」
「それで将来役に立つの?」
「もっと頑張らないと」
こうした言葉は、悪気がなくても子どもにプレッシャーを与えてしまうことがあります。
おすすめなのは、結果よりも過程を見る声かけです。
「今日はパソコン開けたんやね」
「ここまで作ったんや、すごいね」
「この色、自分で選んだん?」
「最後までやってみたんやね」
「昨日より進んでるね」
「これ、見せてくれてありがとう」
このように、小さな行動を認めることで、子どもは安心しやすくなります。
大きな成果を出さなくても、挑戦したこと自体に価値があります。
不登校の子どもにとって、安心できる大人の存在は、次の一歩を踏み出す力になります。
「できたね」
「頑張ったね」
「面白いね」
「また見せてね」
その言葉が、子どもの心に残ります。
不登校でも学びは止まらない
不登校になると、「学校に行っていないから学びが止まっている」と感じることがあります。
でも、学びは学校の中だけで起こるものではありません。
家で本を読むこと。
動画を見ること。
パソコンを触ること。
絵を描くこと。
ゲームを攻略すること。
好きなものを調べること。
誰かと話すこと。
何かを作ってみること。
これらも、すべて学びにつながります。
もちろん、基礎的な学習も大切です。
でも、心が疲れている時期に無理やり机に向かわせるだけでは、かえって学びから遠ざかってしまうこともあります。
まずは、子どもが少しでも興味を持てるものから始める。
そこから、文字を読む力、考える力、伝える力、計画する力、パソコンを使う力へとつなげていく。
そんな学び方があってもいいのです。
将来につながる力を育てる
プログラミングや動画編集は、将来の選択肢にもつながる可能性があります。
ホームページ制作。
動画編集。
デザイン。
アプリ制作。
ゲーム制作。
SNS運用。
商品紹介。
オンライン販売。
資料作成。
文章作成。
今の社会では、パソコンを使って何かを作る力は、さまざまな場面で役立ちます。
もちろん、最初から仕事につなげる必要はありません。
大切なのは、子どもが「自分にもできる」と感じることです。
その先に、得意なことが見つかるかもしれません。
好きなことが深まるかもしれません。
誰かの役に立てる経験につながるかもしれません。
将来の仕事や活動につながるかもしれません。
でも、はじまりはいつも小さな一歩です。
ラヴィくんにとっての一歩は、一本の動画を完成させることでした。
その小さな「できた」が、未来につながっていきます。
エンラヴィットが大切にしていること
エンラヴィットは、子どもたちの「好き」や「やってみたい」を大切にしています。
できる子だけが参加する場所ではありません。
まだ自信がない子。
学校に行けていない子。
人と話すのが苦手な子。
発達特性があり集団がしんどい子。
勉強に苦手意識がある子。
自分には無理だと思い込んでいる子。
そんな子どもたちが、自分のペースで一歩ずつ進める場所を目指しています。
プログラミング、動画編集、デザイン、AI、ものづくり。
それらを通して、「自分にもできるかもしれない」と思えるきっかけを作っていきます。
正解を押しつけるのではなく、その子らしい形を一緒に探す。
失敗を責めるのではなく、どう直せばいいかを一緒に考える。
できないところだけを見るのではなく、できたところを一緒に喜ぶ。
エンラヴィットが大切にしているのは、そんな関わり方です。
エンラヴィットでできること
エンラヴィットでは、子どもたちの興味やペースに合わせて、さまざまな学びに取り組みます。
たとえば、
動画編集。
プログラミング。
ホームページ制作。
デザイン。
AIの活用。
キャラクター作り。
商品づくり。
販売体験。
SNSや発信の基礎。
ものづくりを通した学び。
ただ知識を覚えるだけではなく、「作る」「伝える」「見せる」「改善する」という体験を大切にしています。
なぜなら、子どもは自分の作品が形になることで、自信を感じやすくなるからです。
自分で作った動画。
自分で考えたデザイン。
自分で作ったページ。
自分で動かしたプログラム。
それらは、子どもにとって目に見える成長の証になります。
学校に行けているかどうかだけでなく、「今、その子が何に興味を持ち、どんな一歩を踏み出せるか」を大切にしていきます。
エンラヴィットの:よくある質問
不登校でもプログラミングは学べますか?
はい。自宅からオンラインで学べるため、外に出ることが負担になっている子どもでも始めやすい学び方です。最初から難しいコードを書く必要はなく、簡単な操作や作品づくりから始めることができます。
パソコンが苦手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。最初は電源を入れる、文字を打つ、クリックするなど、基本的な操作から始められます。大切なのは、完璧にできることではなく、少しずつ慣れていくことです。
動画編集とプログラミング、どちらから始めるのがいいですか?
子どもの興味に合わせるのがおすすめです。YouTubeや映像に興味がある子は動画編集、ゲームやアプリに興味がある子はプログラミングから始めると、楽しみながら学びやすくなります。
発達特性があっても参加できますか?
一人ひとりのペースに合わせて進めることで、発達特性のある子どもも学びやすくなります。集中しやすい時間や苦手なことは子どもによって違うため、無理なく進めることが大切です。
勉強が苦手でも大丈夫ですか?
大丈夫です。エンラヴィットでは、学校の勉強が得意かどうかだけで判断しません。好きなことや興味のあることを入口にしながら、子どもが「自分にもできる」と感じられる学びを大切にしています。
オンライン授業に緊張していても参加できますか?
はい。最初からたくさん話す必要はありません。画面越しに少しずつ慣れていくこともできます。緊張している気持ちを大切にしながら、その子のペースで進めることが大切です。
作品づくりは将来に役立ちますか?
動画編集、プログラミング、デザイン、ホームページ制作などは、将来の仕事や活動につながる可能性があります。ただし、最初から仕事にすることを目標にしなくても大丈夫です。まずは「自分にもできた」という経験を積むことが大切です。
まとめ|“できた”は未来への小さな一歩
第7話「はじめての“できた”」は、ラヴィくんがオンライン授業で動画編集に挑戦し、小さな成功体験を手に入れるお話です。
不登校の子どもにとって、「できた」という感覚はとても大切です。
それは、勉強が進んだということだけではありません。
自分にもできる。
自分にも作れる。
自分にも表現できる。
自分にも見せられるものがある。
そう思えることが、次の一歩につながります。
学校に行けない時期があっても、その子の未来がなくなるわけではありません。
その子に合う学び方があります。
その子に合うペースがあります。
その子にしかない好きがあります。
その子だから作れるものがあります。
小さな「できた」を積み重ねながら、少しずつ自信を取り戻していく。
エンラヴィットは、そんな子どもたちの一歩を大切にしていきます。
ラヴィくんが完成した動画を見て「俺にもできた……!」と感じたように。
その小さな一瞬が、子どもの未来を少し明るく照らしてくれることがあります。

