色鉛筆で描くボテうさ・島のおやつ・島うさぎコーヒー

今では、イラストを描くときも、デザインを作るときも、デジタルで制作することがほとんどになりました。
修正もできる。
色も自由に変えられる。
何度でもやり直せる。
とても便利です。
でも今回は、少しだけ原点に戻ってみました。
色鉛筆で描く。
紙に線を引いて、少しずつ色を重ねていく。
そんな昔ながらの方法で、
ボテうさ、島のおやつのうさぎのシルエット、島うさぎコーヒーのロゴ
を描いてみました。
そして、その真ん中に置いたのが、一つの帽子。
実はこの帽子、
自分にとって「すべての始まり」ともいえる存在です。
この帽子から、すべてが始まった
今回描いた中に、黒い帽子があります。
一見すると、ただの帽子のイラストかもしれません。
でも、自分にとっては少し特別です。
今につながるいろいろなものを作り始める、その原点になったモチーフだからです。
最初から、
「キャラクターを作ろう」
「ブランドを作ろう」
「この世界観を事業にしよう」
と、全部が完成した状態で始まったわけではありません。
一つ描いてみる。
そこから、もう一つ作ってみる。
「こんなのも面白いかも」
と思ったら、また形にしてみる。
そんな小さな積み重ねでした。
振り返ってみると、不思議です。
たった一つの絵やアイデアから始まったものが、少しずつ形を変えながら、今の活動につながっています。
だから今回、久しぶりに色鉛筆を持って描いてみようと思ったとき、
最初に残しておきたかったのが、この帽子でした。
デジタルではなく、あえて色鉛筆で
普段の制作はデジタルが中心です。
デジタルには、たくさんの良さがあります。
線をきれいに整えられるし、色も均一にできる。
失敗しても戻せる。
サイズ変更も簡単です。
商品やWebサイト、SNSなどで使用するデザインを作るなら、とても便利な方法です。
でも色鉛筆には、デジタルとは違う面白さがあります。
同じ色を使っても、力の入れ方で濃さが変わる。
線が少しはみ出すこともある。
塗り方によってムラもできる。
紙や素材の質感も残る。
つまり、まったく同じものをもう一度作ることが難しい。
今回描いたものにも、色の濃いところや薄いところがあります。
線だって完璧ではありません。
でも、その少し不揃いな感じが、むしろ気に入っています。
「きれいに作る」ことだけが、ものづくりではない。
手を動かした跡が残っているものにも、その方法でしか出せない魅力があります。
ボテうさも色鉛筆で描いてみる
今回描いた一つが、ボテうさです。
まん丸で、ちょっとボテっとしていて、どこか力の抜けたうさぎ。
寝転がったり、ぼーっとしたり。
完璧にできなくてもいい。
人と少し違っていてもいい。
そんな世界観を持つキャラクターとして、少しずつ育てています。
普段デジタルで見るボテうさを色鉛筆で描いてみると、同じキャラクターなのに印象が変わりました。
白い体にも、完全な「白」ではなく、色鉛筆の細かな線が残ります。
ほっぺのピンクも、デジタルのような均一な色ではありません。
少し濃かったり、薄かったり。
その不均一さによって、いつものボテうさよりも、少し温かく見えました。
キャラクターは、線が完璧だからかわいいわけではない。
少しゆがんでいても、その中に表情や個性があれば、それも一つの魅力になる。
そんなことを改めて感じました。
「島のおやつ」のうさぎも、一枚の絵に
そして、島のおやつをイメージしたうさぎのシルエット。
こちらは白いうさぎとは反対に、黒いシルエットで表現しました。
シンプルだからこそ、
「あ、うさぎだ」
と一目で分かる形を意識しています。
島のおやつでは、生わらび餅「うさぎわらび」など、うさぎをモチーフにした世界観を大切にしています。
商品を作る。
パッケージを考える。
写真を撮る。
キャラクターを描く。
一見すると、それぞれ別々の仕事のように見えます。
でも自分の中では、全部がつながっています。
「これを手に取った人が、ちょっと楽しい気持ちになったらいいな」
そんなところから始まっています。
島うさぎコーヒーも色鉛筆で
もう一つ描いたのが、島うさぎコーヒーにつながるイラストです。
コーヒーカップ。
コーヒー豆。
そして、うさぎ。
島うさぎコーヒーは、ただコーヒーを販売するだけではなく、
その日の気分や時間、その人が過ごすひとときまで含めて楽しんでもらいたい
という想いで続けています。
朝に飲む一杯。
仕事や勉強をしながら飲む一杯。
疲れたときにホッとする一杯。
お菓子と一緒に楽しむ一杯。
同じコーヒーでも、飲む場面によって感じ方は変わります。
色鉛筆でコーヒーカップを描いていると、そんな「一杯の時間」を改めて考えることができました。
完成したデザインを見るだけではなく、
一本一本線を重ねながら描く。
その時間自体が、コーヒーをゆっくり淹れる時間と少し似ているようにも感じます。
一見バラバラでも、全部つながっている
ボテうさ。
島のおやつ。
島うさぎコーヒー。
帽子。
コーヒーカップ。
うさぎのシルエット。
こうして名前だけ並べると、別々のものに見えるかもしれません。
でも、自分の中では一本の線でつながっています。
何かを作る。
誰かに見てもらう。
そこから会話が生まれる。
誰かと出会う。
そして、その出会いから、また次の何かが生まれる。
最初から大きな計画があったわけではありません。
一つ作ったことが、次の一つにつながった。
それを繰り返してきただけなのかもしれません。
今回並べた色鉛筆の作品を眺めていると、それがよく分かります。
一枚一枚は違う。
使っている色も違う。
描いているものも違う。
それでも、並べてみると、不思議と同じ世界の中にいるように見える。
これまでやってきたことも、きっと同じです。
完璧じゃないから、残したくなる
デジタルなら、もっときれいにできます。
線を真っ直ぐにすることもできます。
色ムラをなくすこともできます。
左右を整えることもできます。
でも今回は、あえてそのまま。
色鉛筆で描いた線も、塗りムラも残しています。
人の手で作ったものには、少しだけ「揺らぎ」があります。
その揺らぎが、そのとき自分が作った証になる。
数年後に見返したとき、
「この頃、こんな描き方してたんや」
と思えるのも面白い。
デジタルで完成された作品を作ることと、手描きの作品を残すこと。
どちらか一方ではなく、これからは両方楽しんでいきたいと思っています。
原点を忘れず、また次のものへ
今回、久しぶりに色鉛筆を使って、
ボテうさ。
島のおやつのうさぎ。
島うさぎコーヒー。
そして、始まりの帽子。
いろいろなモチーフを描いてみました。
描き終わって一番感じたのは、
「ずいぶんいろいろなものにつながったな」
ということでした。
最初は、本当に小さなきっかけだったもの。
それが一つのキャラクターにつながり、お菓子につながり、コーヒーにつながり、人との出会いにつながっていく。
完成されたところから始まらなくてもいい。
最初から全部決まっていなくてもいい。
「ちょっと描いてみよう」
「ちょっと作ってみよう」
そんな小さな一歩が、数年後には思いもしなかった場所につながっていることがあります。
今回描いた帽子を見ると、それを改めて思います。
この帽子から、すべてが始まった。
そして、たぶんまだ途中です。
これから先、この一枚の絵から、また新しい何かが生まれるかもしれません。
デジタルもいい。
でも、たまには色鉛筆を持って、原点に戻ってみる。
そんな時間も大切にしながら、これからも一つひとつ、形にしていきたいと思います。
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