自分らしさと自己肯定感を育む絵本『みんなとちがう。でも、ぼくはぼくのままでいい。』

「どうして自分だけ、みんなと違うんだろう」
子どもがそんな気持ちを抱いたとき、どんな言葉を届ければいいのでしょう。
『みんなとちがう。でも、ぼくはぼくのままでいい。ボテうさのおはなし』は、小さなうさぎ「ボテうさ」を通して、自分らしさや個性について描いた絵本です。
周りと同じようにできないこと。
みんなが好きなものを、自分は好きになれないこと。
反対に、自分が大好きなものを、周りの人には分かってもらえないこと。
子どもだけではなく、大人になってからも「みんなと違う」と感じる瞬間はあります。
そんなときに、「違うことは、悪いことなのかな?」と考えるきっかけになる物語です。
「みんなと違う」と感じている子どもへ
学校や園、習い事など、子どもたちは成長するにつれて多くの人と出会います。
そこで初めて、自分と他の人との違いに気づくことがあります。
好きなものが違う。
得意なことが違う。
苦手なことが違う。
行動する速さも、考え方も違う。
周りと比べて、「自分だけ違う」と不安になることもあるかもしれません。
けれど、誰かと違うことと、誰かより劣っていることは同じではありません。
この絵本では、ボテうさの物語を通して、「みんなと同じになること」ではなく「自分のままでいること」について考えていきます。
自己肯定感とは「何でもできる自分」になることではない
自己肯定感という言葉を聞くと、「自分に自信を持つこと」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、自分らしく生きるために、何でもできる人になる必要はありません。
苦手なことがあってもいい。
失敗することがあってもいい。
誰かと違っていてもいい。
「できる自分」だけではなく、うまくできないときの自分も含めて、自分自身と付き合っていく。
『みんなとちがう。でも、ぼくはぼくのままでいい。』には、そんな思いを込めています。
主人公は、小さなうさぎ「ボテうさ」
物語の主人公は、小さなうさぎの「ボテうさ」。
ボテうさは、完璧なヒーローではありません。
いつでも元気いっぱいというわけでも、何でも上手にできるわけでもありません。
自分なりのペースで歩いて、自分なりに考えます。
周りと違うところもあります。
だからこそ、子どもたちに「こうならなければいけない」と伝えるキャラクターではなく、一緒に悩んだり考えたりできる存在であってほしいと思っています。
個性を「直す」のではなく、大切にする
子どもには、一人ひとり違った個性があります。
活発な子。
静かな子。
人と話すことが好きな子。
一人で過ごす時間が好きな子。
すぐに行動できる子。
ゆっくり考えてから動く子。
どれか一つが正解というわけではありません。
もちろん、成長していく中で身につけていくことや、周囲と一緒に生活するために覚えていくこともあります。
それでも、その子らしさまで否定する必要はないはずです。
この絵本が、子どもの個性について親子で話す小さなきっかけになればと思っています。
親子で一緒に読んでほしい絵本
『みんなとちがう。でも、ぼくはぼくのままでいい。』は、子どもが一人で読むだけでなく、親子で一緒に読んでもらいたい絵本です。
読み終わったあとに、
「ボテうさは、どんな気持ちだったと思う?」
「あなたはどんなことが好き?」
「みんなと違っていてもいいと思う?」
そんな会話をしてみるのも、この絵本の楽しみ方の一つです。
絵本には、すべての答えが書かれている必要はありません。
物語を読んだあとに、子ども自身が感じたり考えたりする時間も大切です。
子どもだけではなく、大人にも
「周りと同じようにしなければ」
そんな気持ちは、大人になったら消えるとは限りません。
仕事。
人間関係。
結婚。
子育て。
生き方。
大人になっても、私たちは誰かと自分を比べてしまうことがあります。
SNSを開けば、誰かの生活が目に入り、自分だけが遅れているように感じることもあります。
だから、この絵本を子どもに読み聞かせながら、大人にも少しだけ自分自身のことを考えてもらえたらと思っています。
自分らしさを大切にする絵本を探している方へ
こんな絵本を探している方に読んでいただきたい作品です。
自己肯定感について子どもと考えられる絵本。
自分らしさをテーマにした絵本。
個性を大切にする物語。
「みんなと違う」と悩んでいる子に届けられる本。
親子で一緒に読める絵本。
読み聞かせのあとに会話が生まれる作品。
そして、子どもだけではなく、大人になった自分にも少し重ねられる物語。
みんなとちがう。でも、ぼくはぼくのままでいい。
誰かと同じにならなくてもいい。
好きなものが違ってもいい。
得意なことも、苦手なことも違っていい。
「みんなと違う」ということは、その人だけが持っているものがあるということでもあります。
もちろん、人と一緒に生きていくためには、相手の気持ちを考えることも大切です。
だからこそ、自分らしさだけではなく、相手の「その人らしさ」も大切にしたい。
自分と違う人を否定するのではなく、
「あなたはあなた。ぼくはぼく。」
そう思える人が少しずつ増えていったら。
『みんなとちがう。でも、ぼくはぼくのままでいい。ボテうさのおはなし』は、小さなうさぎ・ボテうさと一緒に、自分らしさや個性について考える絵本です。
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