エンラヴィット:子どもの自己肯定感を育てる関わり方とは?

不登校や発達特性のある子どもにも大切な考え方
はじめに

「うちの子、自信がなくて……」

不登校や発達特性についてのご相談をいただく中で、保護者の方からよく聞く言葉です。

学校へ行けなくなった。

友達とうまくいかない。

勉強が苦手。

周囲と比べてしまう。

そんな経験が続くと、子どもたちは少しずつ自信を失っていきます。

そして、

「どうせ自分なんて」

「やっても無理」

「失敗するからやりたくない」

という気持ちが強くなってしまうことがあります。

これは本人の努力不足ではありません。

自信を失う経験が積み重なった結果です。

だからこそ大切なのが「自己肯定感」です。

この記事では、自己肯定感とは何か、そして保護者ができる関わり方についてお伝えします。


自己肯定感とは何か

自己肯定感とは、

「ありのままの自分を認められる感覚」

です。

勉強ができるから価値がある。

学校へ行けるから価値がある。

そういう条件付きの評価ではありません。

失敗してもいい。

できないことがあってもいい。

それでも自分には価値がある。

そう思える感覚が自己肯定感です。


なぜ自己肯定感が下がってしまうのか

不登校や発達特性のある子どもたちは、

日常の中で多くの「できない」を経験しています。

  • 学校へ行けない
  • 宿題が終わらない
  • 集団行動が苦手
  • 友達とのトラブル
  • 周囲との違い

本人は想像以上に傷ついています。

さらに、

「なんでできないの?」

「頑張ればできるでしょ」

という言葉を受けると、

自分を否定する気持ちが強くなります。


自己肯定感が低い子どもに見られる特徴

自己肯定感が低くなると、

次のような様子が見られることがあります。

すぐに諦める

挑戦する前から

「無理」

と言ってしまう。

人と比べる

自分の欠点ばかり気にする。

褒め言葉を受け取れない

「たまたまやから」

「そんなことない」

と否定してしまう。

失敗を極端に怖がる

新しいことに挑戦できなくなる。


自己肯定感を育てるために大切なこと

① 結果より過程を見る

保護者はつい結果を見てしまいます。

テストの点数。

学校へ行けた日数。

成績。

しかし大切なのは、

そこに至るまでの努力です。

例えば、

「今日は10分勉強できたね」

「挑戦したことがすごいね」

と過程を認めることが大切です。


② 比較しない

兄弟。

同級生。

SNS。

現代は比較しやすい時代です。

しかし比較は自己肯定感を下げる原因になります。

比べるなら、

昨日の本人です。

少しでも成長した部分を見つけてあげましょう。


③ 子どもの話を最後まで聞く

アドバイスをしたくなる気持ちはよく分かります。

しかし、

まずは聞くことが大切です。

「そうなんだ」

「しんどかったね」

「教えてくれてありがとう」

こうした言葉は安心感につながります。


④ 好きなことを否定しない

ゲーム。

動画。

イラスト。

SNS。

保護者からすると不安になることもあります。

しかし、

好きなことは子どもにとって大切なエネルギー源です。

そこから将来につながる可能性もあります。


好きなことが自己肯定感を育てる

自己肯定感は成功体験から生まれます。

好きなことに挑戦する。

上達する。

褒められる。

誰かに喜ばれる。

その経験が自信になります。

例えば、

動画編集が好きな子。

デザインが好きな子。

SNS発信に興味がある子。

学校では評価されなかった力が、

社会では強みになることもあります。


小さな経営者体験が自信につながる理由

Enlavitでは、

小学生から大人まで参加できる小さな経営者体験を行っています。

商品を考える。

作る。

伝える。

販売する。

こうした経験の中で、

「自分で考えて行動する力」

が育ちます。

さらに、

お客様から

「ありがとう」

と言われる経験は大きな自信になります。


子ども食堂応援プロジェクトが与える影響

自己肯定感を育てる上で、

社会とのつながりはとても大切です。

Enlavitでは子ども食堂応援プロジェクトを通じて、

地域との関わりを大切にしています。

自分が誰かの役に立てた。

感謝された。

応援された。

そうした経験は、

「自分には価値がある」

という感覚につながります。


発達特性や不登校だからこそ伸びる力もある

苦手なことに目が向きやすいですが、

実は強みもたくさんあります。

集中力。

探究心。

独創性。

優しさ。

感受性。

一人ひとり違う個性があります。

自己肯定感を育てるためには、

弱点探しではなく、

強み探しが大切です。


保護者自身も自分を認めることが大切

子どもの自己肯定感について考えるとき、

保護者自身も忘れてはいけません。

親も完璧ではありません。

悩む日もあります。

落ち込む日もあります。

まずは、

自分自身を責めすぎないこと。

それが子どもにとっても安心につながります。


まとめ

自己肯定感は、

子どもたちの未来を支える大切な土台です。

結果だけを見るのではなく、

過程を認める。

比較しない。

話を聞く。

好きなことを応援する。

社会とのつながりを作る。

こうした積み重ねが、

「自分は大丈夫」

という感覚につながります。

Enlavitでは、動画編集やデザインなどのスキル学習だけでなく、小さな経営者体験や子ども食堂応援プロジェクトを通じて、子どもたちの自己肯定感を育むことを大切にしています。

一人ひとりの「好き」が未来につながる。

その学びを応援しています。


この記事を書いた人

相田 師佐

合同会社縁紡 代表社員

千葉県松戸市を拠点にオンラインスクール「Enlavit(エンラヴィット)」を運営。

右耳ムンプス難聴の経験を持ち、生きづらさを抱える子どもや大人への支援活動を行う。動画編集・デザイン・SNS発信・小さな経営者体験・子ども食堂応援プロジェクトを通じて、「好き」を未来につなげる学びを提供している。

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